2016年8月18日木曜日

長い一週間

最後に、実家に一週間連続で滞在したのは何年前だったろう。そんなことを考えながら、この一週間を暑い長野で過ごしていた。まったくの想定外の出来事で。

8 月 11 日朝、父が急逝した。享年77歳。平均寿命80歳の時代に早すぎる一生だった。今年に入ってほとんど病院での生活。会うたびに家に帰りたいと言っていた願いはついにかなわなかった。

最後にまともに話をしたのは4月の長野マラソンのときだったかな。何時間で走るんだと聞かれた覚えがある。その後しばらくして寝たきりの状態となり、こちらが声をかけても表情を変えるのがやっと。ときどき笑ったりすることはあったけど。

看取ることはできなかったけれど、まだぬくもりの残っていた父親と対面できたことが救いであった。もし東京にいたらそのぬくもりを感じることはできなかっただろう。前日夜に実家に居たこと、早朝だったけれどなぜか起きていたこと、偶然かもしれないけれど、何か因縁めいたものを感じた。「早く会いに来い」と。

お盆の時期=お寺が最も忙しい時期、ということで葬儀までかなり時間が空いた。遺品を整理したり、お参りに来てくれる多くの皆さんの話を聞きながら、父親がどんなことをしたのかを探っていた。家の中では、無口で頑固、怒りっぽいという印象しか残っていないのだが、どうやら表では全く逆の顔を持っていたようである。おしゃべりでいろいろな人の意見を聞きながら取りまとめる役だったらしい。困ったときの駆け込み寺的な役割でもあったとか。カラオケが好きで、結局、自分で作詞したもので歌手デビューしちゃったり、長野オリンピックを盛り上げるぞということで葉牡丹を栽培して街の中を葉牡丹だらけにしちゃったこともあったとか。ちょっと早かったけれど、十分に人生を楽しんだようだ。

17日に無事告別式・葬儀を終え、暑い長野を離れて、一週間ぶりの東京へ。台風の置き土産というゲリラ豪雨に出くわしたが、無事に到着。

自宅に入る前、こいつは飼い主のことを絶対に忘れているだろうと思っていたが、いつもと変わらぬお出迎え。

さて、長い休暇となってしまい、仕事でもだいぶ迷惑をかけているので、明日から挽回せねば。



Aug 11, a new national holiday, named "Mountain day".  My father passed away on the day.