2013年12月31日火曜日

2013年を振り返って

2013年は、何かと「痛い」一年でした。体の痛みだけでなく心の痛みも多かった気がします。でも痛いことを思い出すのはつらいので、楽しかったことを改めて振り返ってみます。

フルマラソンでサブ4を達成

6回目のチャレンジにしてようやく4時間を切る事ができました。毎年2つの大会(湘南国際と長野)に出場してきたわけですが、よりによって季節外れの雪の中という最悪のコンディションの中で達成できるとは、なんとも不思議な気分でもありました。ただし、この後の湘南国際は玉砕し、ワーストレコードとなりました。

では改めてこの一年間、走った距離を調べると、Garmin くんによれば、830kmとのこと。Runkeeper くんという別な計測係もいるのですが、どう考えても1000kmはいっていません。月間80kmじゃあ、記録をめざすなんてとんでもないということと自戒しています(全然楽しくないなあ)。

国内のあちこちへ

例年に比べると国内出張や旅行が多い年でもありました。東北3県+茨城、千葉の太平洋沿岸部は震災復興絡みの仕事でプライベートではなかなか行けないところにも行きました。震災復興が遅々として進まない中で強い気持ちを持っている方々が大勢いた事が印象に残っています。人のつながりが強靭になっていることも実感しました。

あとは、調査業務や学会発表で九州、大阪、東北と地方大学をいくつか訪問しました。ついつい学生だからという前提で彼らを見てしまいがちですが、自分の考えをしっかり持っている学生も多数おり、そういう学生との話はとても楽しかったです。

趣味=ドライブ&旅行

納車当日に追突事故という当たり年でしたが、たまのふらっというドライブは息抜きにもってこいでした。海か山かと言われるとやはり山ですね。

と書きつつ、?十年振りのハワイ旅行。こちらは今年一番のプライベート旅行でした。

五十而知天命(五十にして天命を知る)

孔子の言葉ですが、とうとう自分がその歳になりました。どんな天命を知るのか、この一年が楽しみです。歳を重ねるにつれて何かと億劫になってきており、適当な理由を作ってチャレンジすることを忘れてしまっていた気がします。幸いにも新しい事を紹介してくれる人々が大勢います。この恵まれた状況を活かして、一つでも多く、「うまくいった!」と言えるものをつくっていきたいと思います。

年末にまさかのできごとはありましたが、心機一転、来年は楽しいと思えることがもっと多くできるような年にしたいと思います。


最期のとき

12月28日午前0時頃、我が家のマスコット、カッピーは永眠しました。27日朝からの様子を振り返ります。

午前9時:12月に入ってから始めた輸液が無くなってしまったため、この日朝に病院に取りに行った。本来なら、翌日28日が診察予定日だったので、一日ぐらいいいかなとも思ったのだが、毎日した方が良いという病院の先生のアドバイスを思い出し、取りに行く事を決意。しかし、結局のこの輸液は封を切る事無く返す事になる。

午前9時半:病院から一旦帰宅して出勤。この時点では特に前日と様子は変わらなかった。リンゴの家の中でうずくまっていた。

この日は仕事納めとインターンで来ていた子の送別&結婚祝いということで、夕方から会食に。寄り道も考えたけれど、輸液のこともあったので早々に帰路につく。

午後10時前:帰宅。あかりをつけると、カッピーが台所の近くで横たわっていた。息が少し荒かった気がする。部屋が寒かったので、いつものように床暖房を入れた。なんとなくおかしかったので、床を見るとなぜか濡れていた。水をこぼしたのか?そんなわけはない。どうも脱水していたようだ。これはまずいと思い、タオルを電気カーペットの上に引き、とりあえず暖める。水分を強制的に与えてしばらく様子を見ると、ちょっと落ち着いた様子。この時、家人には「ヤバいかも」というSMSを送る。

午後10時半頃:時々、頭をゆらゆらさせる。水を注射器で与えるといやがって飲まない。しかも飲んでいる様子がなく。単純に口の中に入って、またそれが口から流れ出ている。頭の下に敷いた紙タオルがすぐに濡れてしまう。

午後11時頃:次第に息が荒くなってくる。一生懸命呼吸をしようとしている。鼻息がすごい。目もうつろになってきており、右目は反応がなくなっている。左目もまばたきをほとんどしない。じっと、正面を見ているだけ。二人で交互に声をかけたり、なでたり、視線の先に顔を出すが、あまり反応がない。

そのうち、自分がうとうとしはじめ、もう寝るかとなったのだが、輸液をせねばと思い、暖めるためにお湯をわかした。そして、お湯が沸いて、輸液をあたためようとしたそのとき、家人から、「変な動きをしている」との一言。体全体をそらして、ちょうど背伸びをするような感じになっている。しかし、息はもう絶え絶えという感じ。

午前0時過ぎ、そして、数分後に息が止まった。目は半開きのまま反応しなかった。体温は少しあったが、どちらかといえば冷たかった。何をしても反応がなかった。

年末に実家から送られてきたりんごが入った段ボール箱があった。そこに新聞紙とタオルを敷いて、カッピーを横たえた。りんごの形をした家がお気に入りだったが、何かの偶然かな。

1時間ほど二人とも何も語らずぼーっとしていたが、どちらが先というわけでなく、そのまま寝入ってしまった。

翌朝、まずは病院に報告。先生には暖かい言葉をかけていただいたが、こちらもまだ涙声。ネットで探した霊園を紹介してもらう。霊園に連絡すると、昼過ぎに引き取りにきてくれるとのこと。

昼過ぎ、引き取りにきた方の手には病院からというお花が。そして、カッピーはこの家からいなくなった。

カッピーがいなくなった部屋には、りんごの家、白いクッション、エサを入れる皿などいろいろなものがあったが、そのすべてを処分することにした。思い出の品は後に引くだけなので、早々に処分する事を決意した。

3日後の31日朝、霊園にお骨を取りにいく。高さ10cm、直径5-6cmの骨壺を手渡された。

2013年12月11日水曜日

ゲームによるビジネス体験

12月7、8日、仙台で開催された日本シミュレーション&ゲーミング学会の秋季大会に参加した。会場は東北大学青葉台キャンパスにある情報科学研究棟。最も奥地にあるビルの一画で行われた。

仙台は最近ちょくちょく来ているのだが東北大学は実に20数年ぶり。その当時の記憶はほとんどない。震災で多くの建物が壊れてしまい、新たにできたものもの含め、あちこちで研究棟の建設が行われていた。



さて、通称、JASAGと呼ばれるこの学会。お誘いもあっての初参加であったが、これまで参加してきたコンピュータサイエンス系の学会とはまた異質なものであった。

今回の大会テーマは「アナログゲームとデジタルゲーム、2つのゲームに架け橋を」ということであったが、印象に残ったことをまとめてみたい。

体験セッション
体験セッションと称するアナログのビジネスゲームに参加した。2-3名を単位とする10チームが部品から最終製品(ここではミキサー)を完成させ、それを販売して、利益を競い合うというもの。各チームは仕入、製造、販売価格が定められており、他のチームと競いつつも協力しあってお互いの利益を増やしていかなければならない。また、一定量の販売を求められている。つまり、ある程度の市場をまずは作り、その上で利益追求をするという現実のビジネスに近いことが体験できるわけだ。ルールはいたって単純で、どのチームと組み、相手をどう説得するかを制限時間内に考えて実行すればよい。コツというか変に考え込まずに基本に立ち返って考えれば、なんて事はないのだが、そこは人間。いろいろと考えてしまう。以前、とある企業のオーナーの前でプレゼンをしたことを思い出した。「ビジネスはシンプルにすることだよ」と。

結果、自分のチームはその基本に気づくのが遅れ、あまり利益を上げることができなかった。しかし、この体験セッションは他の学会でやってもウケるのではなかろうか。



アイスブレイク
体験セッションで、アイスブレイク(チームメイトと打ち解けること)のワザを一つ教えてもらった。相手が言った事よりも「好きなこと・もの」を相手に紹介するのである。「●●よりも、私は■■が好きです」「■■よりも、私は▲▲が好きです」というように、時間の限り言い合うのである。これで、相手がどんな人物なのがある程度わかるという。これも他で使えそう。

学生も訓練で社会人に勝る
ゲーミングの考え方を企業研修等に取り入れている東北大の先生(浜田先生)の発表がおもしろかった。BASE起業教育プロジェクトという活動ではビジネスゲームを通じて訓練された学生が時には企業研修の講師として活躍するケースもしばしばあるという。決して稀なことではないらしい。ゲームとはいえビジネスを行うための基礎を徹底的に叩き込まれた学生と、確かに働いているとはいえ、ビジネスのほんの一部しか経験した事のない社会人のどちらがデキるかと言われると自ずと答えは明らかではある。浜田先生自身は日本を離れてタイの大学に移籍するとの事。また、機会があればいろいろと話を聞きたい方である。

アナログゲームの面白さ
ボードゲームはアナログゲームの代表格だが、単純すぎず複雑すぎない、ビジネスの本質を学ぶことに絞り込むためのルールをどのように作るかがゲーム作りの魅力だという。ここで重要な考え方が「割り切る」ということだそうだ。ビジネスはシンプルにではないが、どこかで割り切って物事を進めることは確かに大切なことだ。教科書に書かれたことを一からまじめにやらないとダメ的な発想はここでは通用しない。

最後に、東北大ならでは?のポスターを発見。