人生はじめて、フィギュアスケートの大会を見る機会を得た。それも世界フィギュア。会場はさいたまスーパーアリーナで席は4F。これがまた上から見下ろすような斜度40度はあろうかというところ。自分のお金で買った席ではないので黙って従う。にしてもリンクがとても小さく見える。全体俯瞰できるのは確かに良いのだが、4−5時間も見ていると目の疲労がかなりヤバイ状態に。
さて、そんな状況ではあったものの、やはり世界トップクラスの演技をライブで見れるのはとてもうれしい。TVではスケートで氷を削る音ってあまり聞けないけど、ジャンプのとき、スピンのときと切り替えの時に聞こえるのは迫力がある。また、演技の間は場内が静寂に包まれる。席を移動することもNG、飲食もNG、ましてや会話なんてもってのほか。
この静寂の中で、満員の観衆の視線にさらされて、あれほどの広いリンクを一人滑走、演技する精神って、並じゃないことも実感した。普通だったらちょっと失敗したら、そこで潰れてしまうんじゃないだろうか。特に上位の選手のメンタル面はすごいと感じた。
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TVではあまりわからなかったけれど、はっきり言って、このファン連中の行動が理解できない。上から見ていて、ただ投げ込むことだけを考えているやからがほとんどだった(そう見えた)。応援する気持ちは皆無。中には一人で何個も投げ入れているやつも。
そろそろこうした行為を禁止するお達しが出そうな気配がする。ファンを大事にすることは大切だが、ファンの勝手を許すのは別な話。少なくとも、プーさん投げ込みはファンの勝手にしか見えなかった。
4回転は一瞬で
そして女子のフリー。こちらもハイレベルな戦いで見ていて興奮した。結果はザギトワ選手の優勝だったけれど、圧巻だったのはメドベ―ジェア選手。最後のガッツポーズ、気合満点でした。そして、Elizabet TURSYNBAEVA選手の4回転はあまりに早すぎてわからなかった。でも会場の歓声でやったんだと思った次第。こちらはリンクにモノを投げ入れる方は、ザギトワのくまを除けば、ほとんどいなくて、観客としては気分の良い時間であった。
日本選手も頑張ったけれど、上位選手との違いは、素人目から「ミス」をしないことと感情のコントロールかな?競技前の練習を見ていていると、そのあたりもちょっとだけわかる気がした。
またチャンスがあれば見てみたいところだけど、今度はリンクサイドとしたい。