2009年8月1日土曜日

IT人材育成のシンポジウム


今日は日帰りで福岡に出張。目的は「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムシンポジウム」(はぁ〜長い)への参加。このプログラムは文部科学省が始めたもので、情報系の大学院生(修士)を対象とした特別なカリキュラムである。今年3月に第一期生が修了し、200名もの人材が産業界に輩出されたそうな。今回のシンポジウムでは、3名の修了生が登壇し、このプログラムから得た事、改善して欲しい事が聞けるとあって、大変楽しみにしていた。

いわゆるこの3名は新入社員。自分が新入社員だったことをついつい比べてしまう。他の大学でもそうなのだが、最近の若い方は意外に自分の意見を持っているように思える。もちろん、自己主張の仕方が誤っている者もたくさんいるけれど、きちんとトレーニングをすれば修正できるんはなかろうか。

まあそれは良いとして、このシンポジウムがそもそもIT人材を育成す
ることを狙っているにも関わらず、今日の話は、人間性を磨く方に話がいってしまった。それって
確かに人材育成の一つの要素かもしれないけれど、IT人材に限った話ではない。でもって聞いているそれぞれの先生方も納得している雰囲気が。う〜ん、そうじゃなくて、もっと高度な技術を
身につけさせる方が国策としては重要なんじゃないだろうか。

修了生の一人は「他国と比べると、明らかに日本の初等教育が遅れている。ディベート、プレゼンスキルを小さい頃からトレーニングされている外国との差は歴然・・・大学生になってやらなきゃいけないのと疑問に思う」とするどい突っ込みをしていたが、確かにそう思う。でもこれってIT人材に限ったことではない。

また、「もの作りは一人ではできないことを学生のうちに経験できたことはよかった」と述べる修了生もいた。でも、本当は「誰にも負けない技術力がついた」という一言が欲しかったなあ。バランスの取れた賢さよりも、鋭い尖ったものを持っている方が世界で通用すると思うのだが・・・・

コロナにかかって

この時間、 長野マラソン に出ていたはずだったのだが、コロナに罹患してしまい、自宅でライブ配信を見ながら、このブログを書いている。一週間の顛末を残す。 コロナに診断された方へ(かかりつけの医者の指示から) 発症後5日間、かつ解熱、症状軽快から24時間が経過するまでは外出を控える ...