4/18、気温6.5度、快晴、風ほとんどなし・・絶好のマラソン日和となったこの日、人生初のフルマラソンに挑んだ。しかも場所は生まれ故郷である長野。
「第12回長野オリンピック記念 長野マラソン」は長野運動公園をスタートとして、市内とオリンピックにゆかりのある施設をまわって、オリンピックスタジアムをゴールとするコースである。今年は約8000名ものランナーが参加したとのこと。過去に参加したランナーの評価は常に上位にある評判の大会である(といいつつ、それを知ったのがついこの前であったが)。
スタート地点は、Sブロック。本当のスタートから1kmぐらい先立ったかな。スターターはQちゃん。スタート前の挨拶では「みんなで盛り上げるぞ!」という熱いメッセージが投げかけられ、変にぞくぞくしてしまった自分がいた。
暫定ではあるが、記録は4時間21分38秒。完走者5790人中3652番目であった。
応援いただいたみなさん、ありがとう!!
最初の5kmは無理せず、むしろゆっくりとというアドバイスを守って走る。途中、Qちゃんといっしょに走ることもできた。まあ、軽く抜かれてしまったが。
5km毎のスプリットは、25kmまではほぼ目標通りだったものの、それを過ぎてからどんどん落ちて行った。25kmすぎといえば、ちょうど千曲川の土手を走り始めたころである。
左膝の違和感は、20km手前からすでに始まっていた。特に五輪大橋に入るところは道路が左カーブのため、勾配があり、そのせいもあったろか。そして、ついに救護所に駆け込み、コールドスプレーのお世話になる。急激に冷やされて膝も軽くなり、またペースをあげ、また膝が痛くなって、コールドスプレー・・・これを繰り返していたが、32km過ぎの給水所で水を足にかけたら、これが気持ちよく、くせになってしまった。だが結果的には足が冷えすぎて筋肉も硬直してしまい、あだとなってしまった。
34kmをすぎたあたり(ちょうど土手の折り返し)から、風も冷たくなり、グローブなしでは走れない状態になってしまったが、なんとか我慢して最後の直線へ。この2kmの直線は誰もがしんどいというのだが、確かに、スタジアムが見えているのにただただまっすぐ走るのはしんどい。でも、心は折れる事なく走りきることができた。
ゴールはQちゃんのハイタッチに迎えられたものの、予想していた感動はどこへやら。「ああやっと終わった」とほっとするのが精一杯であった。ゴールしてタオルを肩にかけられてからは、何か淡々としていた自分がそこにいた。同じクラブの人とは結局電話で結果を報告しただけで、とにかくこの場を離れて、風呂に入って、ラーメン食べたいという気持ちだった。
レース後は近所の温泉に入って、実家で少し休んで帰京しようかなと考えていたのだが、爆睡してしまい、結局朝帰る事に。
さて、振り返って、人生これが最初で最後のマラソンかなとも思っていたのだが、いざ完走をしてみると欲が出て来てしまった。そもそも、25km以上走った事のないやつが、いきなり42kmも走ってしまったことや、ハーフで経験した「心が折れる」が今回はまったく無かったことはうれしかったのだが(これは沿道の声援が大きかった)、やはり4時間という目標をクリアできなかった事はくやしい。それに、残り10kmは楽しんでというよりもゴールしなきゃいけないという義務感でなんとかもったようなもの。
そして、この膝の痛みが消えたころ、また走り始めるんだろうな・・・
2010年4月19日月曜日
コロナにかかって
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