2012年5月14日月曜日

心に残る結婚式

五月晴れとなった日曜日、いつもお世話になっている青山学院大学の先生の結婚式にご招待いただいた。

結婚式は、青山学院大学内の法人学部(ベリーホールというそうだ)内の礼拝堂。初めて入った場所。同席された先生方によれば、就任式などの学内の公式行事で使われているところらしい。さて、厳かな雰囲気の中で始まった式なのだが、神父の方のお話が良かったので、残しておきたい。

  • 夫婦とはもともと別の家に育った男女からなる(当たり前だが)
  • 子が親からいただくものは「血」であることを忘れてはならない(やけに生々しい)
  • もともと別な家に育った2人。生活様式は異なるはず。ただ、その違いを否定してはいけない。
  • 円満である秘訣は、まず相手のすべてを認めること。否定から入ってはだめ。「おっとそういう見方もあったのね」と肯定することが大事。自分が一番、絶対だなんて考えてはならない(この言葉が特に印象に残った。別に夫婦に限ったことじゃない。仕事でも同じ。何でも否定から入る人がいるけれど、そういう人との仕事は達成感がなくて疲労感だけが残る)
  • よけいなことは口にしない(これもまた真なり)
結婚式から次は披露宴へ。会場はなんと「ブルーノート東京」。そう、ジャズが好きな人にはたまらないお店である。そこでなんと披露宴とは、さすが新郎新婦、やってくれる。中に入るとすでに生演奏が始まっており、何とも心地よい。ウェルカムドリンク(シャンパン)を飲みながら、しばし聞き入る。


さて、今日の披露宴、始まりはなんと「落語」。しかもホンモノの落語家(真打)によるもので、お題は「芝浜」。後で調べると夫婦の人情噺をテーマにした古典落語として有名なものとのこと。噺が始まやいなやみんなナイフ、フォークを置き、噺に吸い込まれていった(さすがである)。30分ほどであったろうか、いや〜これは本当に堪能した。でも、ジャズの聖地で落語を聞けるなんてもうないかもしれないな。



その後もいろいろと余興が行われ(ただ、こんな偉い先生に歌わせていいんだろうかともちょっと思ったりして)、最後まで楽しい、幸せいっぱいという披露宴であった。おかげでちょっと飲み過ぎた感はある。

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