肝煎
(1)あれこれ世話や斡旋をすること。また、その人。取りもち。
(2)江戸時代、名主・庄屋の異名。
(3)江戸幕府の職制で高家(こうけ)や旗本の寄合の上席。高家肝煎・寄合肝煎など。
(4)奉公人・遊女などを周旋すること。また、それを業とする人。
大辞林 第二版
肝入りという表記をずいぶんと見かけたので(その多くは食の場だが)、何気に
使ってしまっていた。
肝煎は総代とも称されるとか。
なんでこれが気になったかと言えば、宮本常一の「忘れられた日本人」を読んでいたから。
対馬周辺を旅するシーンで良く出て来くるのだが、肝煎の会議とか、肝煎から許可を得るとか、
そういう文脈で使われていたもの。一つ勉強になった。