2009年2月27日金曜日

ライター人生

東京都心でも雪が舞った一日。昼過ぎからはその降りも激しくなった。そんな中、オンデマンド出版を手がける会社を訪問。2年前に知人を通じて知ったのだが、いつの間にか連絡も滞っていた。

最近のオンデマンド事情をうかがったところ、結構有名どころの出版社も入っているとのこと。こんなサイトを紹介していただいた。

booknest
http://www.booknest.jp/

書店で見る事の無い「msdn」や、ダイヤモンド社の有名雑誌「ハーバードビジネスレビュー」の論文もここで買う事ができる。今時、紙じゃねぇという声もあるが、論文のたぐいはやっぱり紙の方がありがたい。

話ついでに、IT系雑誌の事情も聞いたところ、ここ数年、多くの雑誌、特にIT系が消え去っている背景にはもちろん広告収入の激減が影響しているが、「書くネタがない」ということも大きな要因とのこと。確かに一時期の目に見えた技術の進歩、たとえば、コンソールがキャラクタベースからGUIになり、メインフレームがオープン系になり、なんでもかんでもウェブになり、そして、2000年以降の携帯電話の進化。雑誌記者にとってはネタはどこにでも転がっており、また読者もそのネタの解説を欲していた訳である。しかし、ここ数年はどうだろうか。新しい言葉は聞けど、その中身は「ああ、昔のあれね」で終わることもしばしば(でもそれは表面的なことで実は奥深いものはたくさんあるわけだが、どうも読者が求めていないような気がする)。また、今は読者自身が書き手にもなりうる時代で、せっかく書いた記事もウェブという世界の中に埋没してしまっている。なので、結局、目立たない記事と化し、広告収入も得られないというわけ。

それでも、1本数万円でも、みんな記事を書いています。「えらい!」「がんばれ!」

かくいう自分もその一人であるが、この時代だからこそ、ライターの真価が問われるのかもしれない。

2023 年の喜怒哀楽

戦争、気候変動(とにかく暑かった)、そして人の移動が確実に増加した2023年、個人としてもいろいろなことがありました。 感情の動き「喜怒哀楽」で振り返ってみます。 喜び 富士山に初登頂(7月)。ご来光は最高でした。一歩一歩踏みしめて登り山頂に立ったときの喜びは忘れられませんね。 ...