通信と電気。どちらも日常に欠かせないものとなっている。
25日朝、東京を中心にドコモが大規模な通信障害を起こした。影響を受けたのは252万人。自分もその一人だった。客先に電話をしようとおもったら呼び出し音が聞こえない。逆に自分のスマホにかけ直しても留守電メッセージ。ドコモのサイトを見たが特にお知らせもなく、結局、asahi.com で障害を知ることになる。
どうやら今日も東北地方で通信障害をおこしたようだ。ドコモ、がんばって!
さて、一方で、今朝の日経に「携帯通信障害でグーグルと協議」という記事が出ていた。ある特定の制御信号を通信回線上に流すことをやめてということらしい。記事によれば、いわゆるケータイに比べて10倍の量のデータが流れるらしい。これを「10倍も」とみるか、「たった10倍か」とみるかはなんとも言えないところだが、でもそもそも、こうなることはわかっていたはず。それにもかかわらず、ユーザーを煽ってスマホに移行させたわけだから、自業自得と言われてもしかたない。でもすぐに設備の増強を図ることを宣言した姿勢はさすがではある(もっと早くできただろうという声はあるが)。
さて、こうした規制をかけようという動きは、電力業界でも同じ。原発事故の後の節電の強制に通じるところがある。それまで、電気を使え、使えと煽り、電気なしでは暮らせないような状態にさせておきながら、いざ事故が起きると、「電力不足は必至です(実際は違ったが)、電気がなくなったら大変でしょう、だから節電してね」とユーザーに負担を強いる。ユーザーもそりゃ大変ということで節電に励んだ。でも、安定供給ができる体制が整うとみな忘れてまた使い始める。ここのところの寒さで電気の使用量もどんどん上がっているらしい(でも、まだ発電能力は余裕があるらしい)。一方で、料金は上がるとか。
では通信の世界も同様な状況になるのだろうか? 上述の動きを見ていると同じような状況になりそうな気配がある。いずれは料金もアップするだろうな。でも、それはこの業界を健全にし、さらに発展させるには必然なのかもしれない。
コロナにかかって
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