今日は上野にある国立博物館へ。確か2度目なのだが、最初に行ったのが正確にいつなのかが思い出せない。国立博物館も独立行政法人なんだ(なんで?)と思いつつも、入場券を購入するため窓口に。そこで、自分がキャンパスメンバーズの恩恵を受けられることを知り、少しばかり優越気分に。
さておき、まずは本館にて日本の歴史を縄文時代から一通り眺める。縄文時代から江戸中期までの美術品が対象。ほとんど写真で見た事しかなかったものばかりであり、しかも写真は正面がほとんどだったので、特に裏側中心にじっくりと拝見。仏像の背中には結構いろいろなことが書いてあるものだと発見。
国宝でもある「古今和歌集」は紙そのものの細工がとても凝っていた。展示そのものは単に和歌集(本)が並んでいるだけだが、近くに寄って見ると、紙そのものがおもしろい。HPにも出ているがやはり写真とは違う。そもそも、この頃はこういう紙がはやっていたのだろうか、他の展示でも類似の紋様があったりもする。
それから、最近国宝になった伊能忠敬の地図も見入ってしまった。中国、四国地方の地図が展示されていたが実に細かい。しかも測量の道具も同時に展示されていたがこちらはいたってシンプル。ただただ「すごい人だったんだ」と感心するばかり。
アジアギャラリーでは紀元前4000年前の筒型の土器なんていうものもあったが、今でもしっかり使えそうな雰囲気さえあった。今日一日ですべては周りきれなかったものの、「歴史の重み」というものを少なからず感じた。
そうそうここのお土産ショップは日本に興味のある外国人にはおすすめかもしれない。
今日の締めくくりは「下町風俗資料館」。明治から昭和の上野界隈の様子を知ることができる。自分にとっては懐かしいものも多々あった。中には、実家で現役で働いている機器もまだある(なぜか、炊飯器は必ず東芝製が出てくる)。銭湯の番台の展示があったが(上野にはまだまだ銭湯がかなり残っているらしい)、10代後半だろうか女性2人がこの展示を見て、番台って何?という会話をしていた。そばにいた初老の方がいろいろ説明していたが、やはりピンとこないんだろうな。番台の前にある扉の用途(それぞれの脱衣所を行き来するためなのだが)、そもそも番台に座るのは誰とか・・・・10代と初老のその会話が噛み合ないのがまたおもしろかった。
コロナにかかって
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