しかも、30日間は電話もデータ通信も使いたい放題(国際電話はNG)。現地で、Docomo のローミングサービスを使っていた自分は何の苦労もせずに現地で使える携帯電話を手にしたわけである。それだけではない、このEVO は無線のホットスポットにもなる。8台までつなげるそうだが、手元にあったPCとNexus OneとiPod Touchを早速つなげてみたところ全く問題なし。ただ、日本では使えそうもないので、iPadとの組み合わせは残念ながらというところ。
「Youtube をライブで見ている人は残念だけど、来年は絶対に来てね」という来年も何かあるぞと言わんばかりのメッセージを残していたが、いずれにせよラッキーだったことには間違いない。
さて、 CNet でGoogle I/OのLiveblog なるものを発見した。
http://news.cnet.com/8301-30684_3-20005447-265.html
本当にライブでやっていたらしい。でも、ライブ中継もあったので果たしてどこまで意味があったのか。
I/O2日目で気になったところ。
- Android Developer SandBoxに出展している中で、Oracle、SAP、IBMといったIT業界ではTraditional な会社が出展していたのはちょっと驚きであった。出展の内容は各社のソリューションに一枚皮をかぶせる(つまりUIの改良)やバックエンドの連携がテーマであった。また、IBMは開発ツールも提供。
- Google Wave は昨年のI/Oの目玉だったが、今年ももちろん取り上げられていた。ただし昨年のような勢いはTVに奪われてしまった感はある。Sandbox には思った以上にいろいろなソリューションが展示されていた。一番多かったのはディスカッションかな?
- ビジネス色が強い。Google TVには半分以上の時間が割かれた。これに対して何人かのデベロッパの方からは今一つという感想が漏れていたが、その理由はビジネス色が強くて、テクニカルな情報が乏しいからというもの。
- とはいいつつも、Intel, Sony, Logitech, dish, BestBuy, Adobe, Google それぞれのCEOが壇上に上がればそれはそれで大きなニュースである。でも、TVでSonyと組んだのは個人的には不思議(PanaとかSamとか)
- 初日の基調講演に比べると、競争、対抗という意識がむき出しの内容だった気がする。たとえば、Android はiPhoneが対抗であり、Google TV もApple TVを意識していることは誰の目にも明らか。
- 冒頭のVicから発せられた「“If we did not act, we faced a draconian future, where one man, one company, one carrier was the future.”」という言葉からも明らか。またこれに対してこんな比喩をする人も
- また、私たちはFlash をサポートするよ」というメッセージにも。http://news.cnet.com/8301-30684_3-20005447-265.html にはFlash サポートを伝えるロゴもあり。
- Flash といえば、Android との比較で iPadをいきなりだして、Flash で作ったアプリを比べながら見せていた・・・・ほら見えないでしょと。会場は大笑い。
- ただし、メッセージとして「Google の技術はオープン。だから、みんなそれを使っていろいろ作ってね」という姿勢は常に強調されていた。囲い込んでしまおうとする他社とは明らかに違って見える。
2日間はあっという間だったが非常に中味の濃い2日間であった。どう考えても90%以上は自分よりずっと年下で若い連中ばかりなのだが、いろいろな意味で刺激を受けた。おじさんも頑張らねば。